インナーマッスル
インナーマッスルとは身体の深いところに位置する筋肉で深層筋肉とよばれ、反対に身体の表層の筋肉をアウターマッスルと呼びます。
それぞれの機能ですが、アウターマッスルは例えば、太ももの大腿四頭筋、肩の三角筋、
腕の上腕二頭筋など体幹では腹直筋などがあげられます。
これらの筋肉は主に身体が動作をする時に力を出します。
一方、インナーマッスルは身体の表面からはあまり見えません、例えば体幹では多裂筋、腸腰筋、ちなみに横隔膜もインナーマッスルです、肩では肩甲下筋、棘上筋などがあり、機能としては関節の安定や内臓の安定、アウターマッスルと共に姿勢の安定や動作の補助などです。
これらアウターマッスルとインナーマッスルは年齢と共に弱くなり特に、姿勢を安定させるインナーマッスルが衰えてくるとアウターマッスルが機能するときにインナーマッスルの安定が弱いと十分に機能を発揮できなくなります。
文献によると体幹では健康な人は手足を動かす前に体幹のインナーマッスルが身体の中心を安定させているとの事です。
慢性腰痛症に悩む患者さんはインナーマッスルの機能がおち体幹が安定しないうちにアウターマッスルが働くので腰の負担が大きくなります。腰の負担が大きくなると膝への負担も大きくなり膝痛の原因の一つにもなります。
このことから普段のエクササイズでアウターマッスルばかり鍛えるのでなくインナーマッスルも意識してトレーニングするといいでしょう。
当院では特に膝、腰の治療に体幹のインナーマッスル、多裂筋、腹横筋、腸腰筋を単独で疎通して筋肉の出力をあげる事で腰や膝の負担を和らげ治癒に導きます。またこれらインナーマッスルを効果的に鍛えるセルフケアもお伝えします。
筋肉の出力をあげて一緒に、関節のいたみのない生活を目指しましょう