急性の肩の痛み
炎症による肩の筋緊張で肩が動かせない
20代 男性
ゴルフの打ちっ放し後、右肩に痛み
可動域
屈曲40°(腕を身体の前に挙げる) 外転30°(腕を身体の横から挙げる)
筋力検査 不可
翼状肩甲骨(肩甲骨が背中から浮いている)
限局性の圧痛なし(切れたりしていたら部分的に痛みを伴う)
仰臥位で外旋やや動く、内旋痛みで全くダメ
肩の急激な痛みに石灰化沈着と言って血液のカルシウムが関節に沈着して激痛を起こす
肩の病気があります。
また肩関節を固定して動かす腱板と言われる
4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)があり
野球みたいに投球動作をするスポーツでこの筋肉が損傷して
肩の痛みを起こすケガがあります。
今回はその様な腱板損傷かな?石灰化っと思いながら動かせる
範囲内で肩の施術をしました。
その後は肩の筋肉の緊張を和らげる為に電気治療をしました。
その後の来院で、痛みも10から3に軽減、
肩の可動域もほぼ問題なくなっていました。
改めて筋力検査を行い、筋力の弱い所に筋の促通を
行い肩の筋出力を改善しました。
促通後、痛みも可動域も来た時よりも良好でした。
アフターフォローとして肩の筋肉トレーニングを説明させてもらい
今後の再発予防をして頂きました。
結果、あれだけの急性の痛みは、肩の解剖から肩関節の
関節包は大きく、その関節内圧の障害が起きやすいとの解説を頂きました。