股関節が抜ける様な感じや痛み
腰の悪い人に診られる症状の一つに股関節の痛みがあります。
例えば、歩いていて股関節に違和感、もしくは力が入り辛い、痛くて長く歩けない等の症状を訴えられます。
実際に僕自身も腰椎に奇形をもち時々腰の痛みを経験しています、そして歩いていると股関節に違和感があります。
股関節の痛みで鑑別することは股関節自体が先天性股関節脱臼(生まれつき股関節に問題がある)
と年齢的に股関節の負担によるもの、等で股関節の軟骨がすり減り股関節の変形が起こり関節の
かみ合わせが悪くなり痛みや脚の長さも短くなる病気があります。
また他にも鼠径部の痛みは色々な原因で痛みを引き起こすので注意が必要です。
この事以外で股関節に痛みや違和感(抜ける)などは腰が悪くて起ります。
この様な症状の原因は股関節を安定させる筋肉です。
その一つが腸腰筋と呼ばれる筋肉です。
この図の様に腸腰筋(3つの筋肉からなります)は背骨と骨盤から始まり股関節に内側につきます。
腸腰筋の働きとして股関節を曲げる働きをします。
また特に重要なのが歩く時に股関節を安定させる働きをしています。
この腸腰筋の機能が悪くなることで、股関節に抜ける様な症状、違和感、痛み等をおこします。
実際、腰痛の患者さんで腸腰筋の負担により股関節に圧痛や腫れ、股関節の動きが悪くなっている事が多いです。
当院では腸腰筋の機能を改善して股関節の症状や腰痛治療を行っています。